茶汲娘(ちゃくみむすめ)
からくりについて
茶汲娘(ちゃくみむすめ)
茶碗をお客さんのところまで運ぶからくり人形。お客さんが茶碗を返すと、くるりと回れ右して操者のもとに帰ってくる。
お客さんの場所に併せて、動く距離を調節することができる。
童子杯台
お客さんに盃を届けるからくり人形。杯を杯台に返すと、またくるりと回って帰ってくる。
頭を左右に振りながら、愛嬌たっぷりに場を和ませてくれる。
弓曳童子
連続して4本の弓を放つからくり人形。矢を手に取り、弓につがえ、的に狙いを定め、やを放つ。一連の精密な動作をゼンマイの力だけで構築している。本物の人間を思わせる滑らかな仕草で、矢が的を射れば得意げに、的を外せば落胆した表情をしているかのように思わせる。文字描き人形とともにからくり人形の最高傑作のひとつに数えられる。
文字描き人形
手に持った筆で文字を書くからくり人形。3枚1セットのカムで書く文字を自由に設定でき、最大4文字まで書き分けることができる。筆の動きを追う様に人形の頭も動く、細かい仕掛けはからくり儀右衛門らしい遊び心が感じられる。弓曳童子とともにからくり人形の最高傑作に数えられる。